IoTゴミ箱の計測実験

はじめに

ウェビオのセンサーを使ってゴミ箱の量を計測できないかというご要望が多かったため、弊社で実際に実験してみました。

実際の写真

実験方法

こちらの段ボールゴミ箱にウェビオのセンサーを天井に取り付け実験を行いました。こちらのゴミ箱は商業施設や駅で利用されているゴミ箱に近い形になっております。

取り付けたセンサーは

の2つで10回の測定値の平均をとっています。

想定したゴミ箱は以下の2種類です。

  • 紙ごみ
  • ペットボトル

実験結果

まず、空の状態で測定してみたところ、超音波距離センサーはゴミ箱の大きさの影響から側面を計測してしまい正確に測ることができませんでした。

したがって、ゴミ箱でゴミの量を測定したい場合はToFセンサーのほうが適していると考えられます。

以下のグラフが実験結果です。

IoTゴミ箱の実験結果

天井についてあるセンサーを基準として、実際にメジャーで測った距離とセンサーの値を比較しています。ペットボトルに関してはある一定の割合の誤差が発生しています。6回の平均での誤差は約6.99cmとなっています。

ToFセンサーは光を用いて物体までの距離を測定するためペットボトルの素材の影響で誤差が発生してしまったことが考えられます。

紙ごみに関しては誤差が少なく計測することができました。

まとめ

ウェビオのセンサーを使ってゴミ箱の量を検知するIoTゴミ箱の実験を行いました。 測定にはToFセンサーが適しており、紙ごみに関しては誤差が少なく、ペットボトルに関してはある一定の割合の誤差が発生することがわかりました。ペットボトルに関してはペットボトル約1個分のずれは生じてしまいますが、実用上問題ない精度で検知できると考えられます。ウェビオのセンサーをゴミ箱のモニタリングにぜひご活用ください。

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